1955年前後、父に連れられて神田・万世橋にあった「交通博物館」へ行った思い出がある。しかし記憶に残ったのは目前で見た大きな機関車群しかない。
今日、孫と2人で大宮駅からニューシャトルで一駅目にある「鉄道博物館」を訪れる。上の写真は、半世紀以上過ぎて、万世橋駅の表示を見ている孫の姿に当時の自分が重なる。
耳順とは良くしたもので、「休日、寸時孫と鉄道博物館へ連れてって」と頼まれ、その結果懐かしい瞬間を得るご褒美をもらった。
若い時は他人の意見も聞かず、自分の意思で行動をする事が多かった。しかし、耳順と言う年齢を過ぎ、たまには廻りの言う事に耳を傾けることもある。半数は予期してた通り上手くいかない事もあるが、それは依頼した本人の経験となる。その反面、自分の想像以上の結果を生む事もある。
よっぽどの事がなければ、なるべく耳に従う方が世代交代が出来ると思うが、本当に自分の言葉を飲み込む事が出来るのか大きな試練が残る。
