markdadaoの日記

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インフルエンザ

私の身近でも2人がインフルエンザウィルスにかかり、孫はRSウィルスに感染。本人達は辛い思いをしているでしょう。近くの総合病院では医院長が「院内感染を拡大しないように、お見舞客へ協力」を告知する掲示を目にした。目に見えないウィルスは長時間空気中を浮遊しており、気温20度湿度20%の環境でぬくぬく生きているそうだ。因にインフルエンザ菌と言うのもあって、健康な人の喉や鼻の中に住み着いており、時折副鼻腔炎や肺炎を引き起こすようだ。

1月21日現在、インフルエンザウィルスの患者数は全国で推定200万人ほどで、今シーズンでは約825万人の受診者数、入院は1,750例、AH3亜型が最も多いとのこと。

風邪には治療薬が無く対処療法のみというが、インフルエンザはタミフル等治療薬がある。

参考に友人の立川の石井医院のブログに、下記のようなインフルエンザについて書かれている。

ブログ|コーヒーを飲みながら,白衣を着る前に…。

多くの患者さんはインフルエンザの診断は,外来で行われた簡易インフルエンザキットの結果がすべてだと思ってらっしゃるのではないですか?確かに,一部の先生たちもそのように考えているのも事実だと思います。(本音で言うと一部でなく,結構な数の医療従事者たちもそう思っているでしょう…)

インフルエンザ簡易検査の本来の意味は「インフルエンザを確認する目的」なのです。

つまり,結果が陽性であれば,「インフルエンザが確認されました」です。それじゃあ,陰性だったら?正解は「インフルエンザは確認できません」であり,「インフルエンザではありません」ってわけではないのです。

 インフルエンザの診断は成書にも,「臨床症状と,簡易検査の結果をもとに医師が診断する」と記載されてます。でも,患者さんの多くは私たち医師でなく,診断キットの結果の方を重視しているんじゃないかって思います。こちらが,「簡易検査は陰性だけど,多分あなたはインフルエンザだよ」,と申し上げてもどうしても納得してくれない人…,結構いるね。仕事を持ってる人は会社を休まなければならないから…,とかということもあるのでしょうね。それも心情的には理解できます。

 でも,抗インフルエンザ薬って本当によく効きますよ。飲んだ方が絶対に楽。それに何と言っても他の人に移してしまいますから…。こちらの言うことをお聞きになった方がよいと思うな。

 

 私は,患者さんの「めったに風邪をひかないのに…」,「いつもの風邪と,なんか違うんですよ…」,「熱はないのになんだか寒気がする,だるい…」って訴えを重視します。

皆さんもそんな気がしたら,高熱が出てなくても医療施設に行くべきでしょうね。先生が「簡易検査しなくてよいでしょう…」とおっしゃってもお願いして,していただいた方がよいと思うな…。

 ウィルスや菌は人間との生存競争で、抵抗力が落ちているじいさんや幼児は絶好の餌食とする。しかしインフルエンザウィルスに感染しないため、体力・免疫力を高め睡眠を取り、人混み等リスクを避け、暖かく加湿した環境を作り、手洗いうがいを励行すると良いそうだ。