markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

トランス屋も音作りに関与

ライブでの音作りは多くの人の働きで成り立っている。私たちはチューブ用ギターアンプのトランスを供給している者として、以下のプロセスから音作りの一端をお手伝いしている。
まず、ライブの総監督を兼任しているミュージシャンが全体のイメージを描く。そのイメージを具現化するために、音質や音のバランスをディレクターが指示をする。それを受けてアンプビルダーは回路設計をデザインする。それに搭載する真空管、スピーカーそして各種部品などの選定を行う。真空管やスピーカーはメーカーの特性をもとに選別するのだが、うちのトランスはファクトリーアウト(工場の押しつけ)ではなく、ユーザーの要求を聞き入れ、研究開発してから供給をする。なぜなら、トランスは音作りにとても大きな影響があるからだ。私たちも音作りに意図的に関与し、ギタープレーヤーが思う存分音楽で自己表現できるように、そして多くのリスナーが喜んでもらう事が願いである。
今日もレベルの高い具体的な要求を受け、それに応えられるように永年の経験と仲間達の知恵で明日から準備を始める。
余談だが、その二人組のミュージシャンはiPhone5を使っており、彼らはすでにうちが携帯電話のフィルムも販売している事を知っているとの事。今日は関西方面でライブだそうで、BUFF衝撃吸収プロテクターVer.2.0の試供品のプレゼントをアンプ制作担当の方に託した。