markdadaoの日記

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フィリピン大使館労働部

外国人技能実習生の受け入れを行っている一次受け入れ先は、通常JITCOが外国大使館や国と代わりに折衝していただける。しかし、フィリピンだけは相手国家がJITCOを日本の国家機関として認めていないので一次受け入れ先が直接在日フィリピン大使館の労働部と折衝しなければならない。
私の組合はJITCO へ会費も納付しているのだが、彼らは私たちの為に何もせず、フィリピン側が相手をしてくれないのでしょうがないと弁明するのみ。フィリピン側はJITCO はただの任意団体だという。実際JITCO は6省の共同機構で法の拘束力もない。フィリピンは世界各国へ労働者を派遣しており、日本は2,000人程度の規模のため重要視していない。
今日、受け入れ組織の責任者の面談があるとのことで、六本木にあるフィリピン大使館へ出向く。遅刻するわけにゆかず早めに到着。労働部長は書類の確認があるとのことで、予定時間まで待ち面談が始まる。
書類の不備が指摘され、後日訂正し再提出となる。中には様式が更新されたので、最新の資料を使用することやサインの国なのに押印も要求される。更には日本語の地番に至るまで英訳資料の添付が必要とのこと。全ての資料はオリジナルが原則でコピーは認めていただけない。
打ち合わせ後通訳の人に聞いたのだが、法律が代わってから受け入れ企業は書類の煩雑さに悲鳴が多かったとの事。実習生が必要なら、フィリピン側のルールを守れという姿勢だそうだ。しかし前回の女性部長と比べ、今回は紳士な部長さんで嫌な思いをしないですんだ。