朝9時から外国人技能実習生の座学が始まるので、挨拶に高崎へ出向く。最近は入国管理局やJITCO(国際研修協力機構)の都合で外国人研修制度の法律が変わり、研修生から実習生となり3年間期間限定の労働者と同じ待遇をするようになった。
従来は日本独自の技能研修制度のためJITCOの役割があった。しかし実習制度となり、特に送り出し国のフィリピンなどは世界に人材を派遣する豊かな経験から、そのシステムは確立されており、JITCOを相手にせず自国の大使館でコントロールを始めた。そこで、私たちのような受け入れ機関はJITCOの支援もなく、フィリピン大使館と交渉を持ちながら対応を始めた。しかし手続きが煩雑なことと意思疎通の不便さから、送り出し国をベトナムやタイへシフトを始めている。同様に中国から研修生を受け入れていた機関も、最近の中国実習生の質の低下などからやはりベトナムやタイへとシフトをしている。
もちろん私たちもこの流れよりベトナム・タイからの実習生の受け入れを始めたが、従来からフィリピンからの受け入れを行っている2次受け入れ機関(企業)の要請もあり、今年もフィリピンから8名の実習生の入国受け入れを行った。
日本の文化に慣れ親しむことと、日本語をマスターすることが事故もなく、また日本を好きになり民間外交ができると考えている。そのような内容を挨拶に盛り込んだのだが、つたない英語で伝わったかどうか?