markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

タイの情報

タイから一時退避している友人と東京で会う。

工業団地は未だ水が引かない。通電をするのにまだ2か月(65日と言われている)はかかるとのこと。知人が自社工場の様子をボートで見に行ったら、カビが生えてきたそうだ。しかしタイへ進出した企業の年数はすでに20、30年となり、親企業と下請けの構図が出来上がっているので、親会社は下請け企業が浮足立つのを抑えるため、トヨタなど移転しないことを早くから宣言している。
バンコク湾が大潮になると海にそそぐ川の水が止まってしまい、逃げ場を失い市内に流れ込むそうだ。浸水した住宅は国から補償が出るのだが、たったの5,000バーツ(約10,000円強)でボートを買ったら何も残らない。心配なのは、汚れた水に生息する蚊が多数発生しデング熱などが蔓延することだ。デング熱に2度かかると回復が危ういと言われており、外国人は2度目はすぐに国外に退去するようだ。
タイには邦人が約4万におり、バンコクにはその3.5万人ぐらいが居住しており、家族で来られている人たちはスクインビット地域に約2万人が集中しておる。理由は日本人学校の通学圏だからだそうだ。
その邦人たちは、数か月工場が止まるので社員達のレイオフの金額設定が話題となっているようだ。中には浸水していない工場へ業務を集中させて稼働させているのだが、地方から呼び寄せた社員達は自前でアパートなどを確保している。
今回の大洪水が来年は来ないという保証はない。従って政府はバンコクの東西にしっかりした運河を造成する予定だ。すでにゼネコンの入札が始まっており、これからは議員さんたちが潤うことになる。

私も1度フィリピンでデング熱の疑いを受け、入院をしたことがあるのだが、点滴で熱が下がるのを待つしかないようだった。ロータリーがタイ被災地へ、ペットボトル100万本の飲料水供給を計画をしているのだが、現金とペットボトルの流れをロータリークラブが監視していないと、どこへ行くかわからないとアドバイスを受けた。