markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

言ってもしかたがないこと

省庁での文書管理がずさんと言われているが、国家公務員試験をパスしたエリート集団である役人等の意図的な仕業と考えるのが妥当だろう。それは一部政治家への忖度と野党は言っているが、先ずは文書管理の徹底を図る仕組みづくりが優先だと思う。

さきの太平洋戦争の反省から、文民統制は確実に守られなければならない。当時の外務省のアメリカへの宣戦布告の遅れ(翻訳の遅れとの言い訳)により、アメリカへ国際法違反の口実を作らせたことなど、どうも一部の集団の意図的行動と思えてならない。

昭和19年4月30日の日記参照)

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今は地方巡業中の大相撲も、様々な不祥事が話題となりエスカレートしている。協会の現状認識の甘さと、「本気の改革」が感じられない。渦中にいるとわからないだろうが、国技である大相撲の未来を考えるならば、八角理事長を始め協会役員の総辞職と、一部の民間勢力にとらわれない幅広い人材による、大相撲を愛する役員を選任すべきだろう。先達が他のスポーツに先駆け力士の国際化を計り、また女性のファン(すー女)も増えており、それ等の多様化に対応出来る風土作りが急務であろう。

 

 

最近の財務省の対応を見ていると、世の中お金を扱っているところは強いなぁ、と感じる。そもそも国民から集めた税を事務管理しているはずだったのだが、予算を出す方ともらう方という立場に錯覚し、お互い勘違いをしているのだろう。ロータリークラブでも会員から集めた資金をロータリー財団と称する財務省的立場と、受け取る側の立場によって勘違いが生じていた。また、宝くじの収益金の社会貢献として、コミュニティに給付される仕組みがあり、ある組織では年間予算の倍以上が給付され、更に年度内に消化する事が義務付けられており、使途に充分な協議もできない。

本当に必要かどうかの精査も形式的であったり、またばらまきであったり。各組織では年度内消化により無駄をしているところもまだあるようだ。目的と優先順位を確定して、みんなから集めた浄財を有効利用すべきなのだが、その仕組みが確立されていないところも多い。

 

 

従来からのオールドビジネスでは納税の仕組みが確立されているが、国際間で大きく収益をあげているネットビジネス企業からの税の徴収システムは不十分だそうだ。時代は新しいビジネスに収益が集中し、従来からあるオールドビジネスが衰退してゆく。しかしニュービジネスへの徴収システムが後手になるため、社会保障などの歳出はオールドビジネスの歳入によって支えるので、更に税負担が増える。これでは伝統的な生業は淘汰される。

 

 

 

 

隈研吾氏、富岡で語る

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隈研吾氏が富岡市役所の設計監修された縁で、本日富岡市役所オープニングイベントの一つとして講演会が開催された。会場となる市役所内会議室の収容人数100名のため、抽選とのことでネットで応募した。

聴講者の約2割程度は来賓者で埋まり、残りの席は我々一般が占めた。5年前、市民協働型の長岡市庁舎を見学し、また昨年は福岡、太宰府天満宮の参道にある木組みのスターバックスに寄り、時の人であるこの建築家の哲学というか、考え方に大変興味をもった。しかし冒頭「飛行機が遅れたのでご本人はまだ到着はしていない」とアナウンスがあり、来場するまで隈研吾事務所のお弟子さんが時間を埋めてくれた。

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「富岡製糸場のある町」の生い立ち

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住んでいる町の生い立ちを知るきっかけは、6年前岡野前市長の時代、富岡のまち編纂委員会が編集した「富岡のまち」を偶然読んだことにある。これは長年編纂委員であった今井幹夫先生を始めとした諸先生の尽力によるもので、以下に大綱を記す。

最近、ユネスコの「世界記憶」に登録された、その多胡碑が建立された711年当時、富岡はまだ存在せず、現在の市街地周辺に小村があった程度であった。1590年豊臣秀吉が天下統一をし、未来の富岡を作ることになった中野七蔵が宮崎城(富岡市西地域にある)に入城し、代官とし統治を始める。1615年、織田信雄織田信長の次男)が小幡を支配することになる。翌1916年には前田利家の五男利孝が七日市に陣屋を築く。

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富岡市グルメ「 茶フェ ちゃきち」

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お茶の専門店がカフェとして開業し、今年で3年目になるそうだ。実家である民家を土足で上がれるよう南廊下まで板の間とし、テーブルと椅子を配置し、庭先には2車両の上信電鉄が走り抜けるのを見ることができる。

我々は奥のソファーに落ち着いた。店の人が「ブラインドを下げましょうか」と気を遣っていただいたが、春まぢかの陽射しを遮るのにはもったいなかった。早速、煎茶をいただくこととした。

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産油国の再生可能エネルギーについて考える

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昨今、産油国太陽光発電が話題になっている。自前の豊富な石油や天然ガスで発電ができるのに、なぜ太陽光など再生可能エネルギーのプラントに投資をするのか?

理由は石油や天然ガスは外国に販売したほうが利益が出る。太陽光パネルなどのインフラコストの低減と砂漠の立地に優位さが出てきた。国内の冷房需要が高まる、ピーク電力の抑制ができる。と、新聞に記載されている。

産油国は石油に頼らない経済への改革を推し進め、国内エネルギー消費の効率化を図るとされている。砂漠しかなかった国家に石油が発見され、世界から多くの富を集めた歴史があり、それを維持継続しようとの思いがあるのでは。

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久しぶりにロータリーの話

先日、昭和24、25年生まれのロータリアンの任意の集いがあり、退会した自分も誘われるままに参加。以前はロータリー活動に没頭しており、それへの客観的な見識というものが希薄だったと気づく。

ガバナーや会長経験者などが集まる中、話しの中心は組織や運営についてが多く、ロータリーの奉仕活動についてはほとんど触れなかった。ただ、親睦( Fellow ship)が大事だと言っていたが、それは会員同士の縁ができるとして、ほとんどは組織内に向けられた話題であった。

これらの事について、自分にも身に覚えがあり否定はできない。しかし、本当に大事な事は社会に奉仕、貢献し、その活動の中で人間形成ができるという事だったのだが。

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「地政学で考える日本の未来」を読んで

 

 

著書は「中国の派遣戦略に立ち向かう」櫻井よしこ氏。

以下に抜粋 を記載。

 

戦後、日本は日本国憲法を後生大事に守り続け、「自分の国は自分で守る」という世界各国にとっての常識を忘れ、現実から目をそらしてきました。

日本は自信を持って価値観を高々と掲げ、中国とは異なる姿をアジア諸国や世界に見せていくのが良いのです。それがアジアのみならず21世紀の地球社会のためでもあると。

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「ドラゴン・パール」を読んで

 

ドラゴン・パール〈上〉

ドラゴン・パール〈上〉

 

 

この著者はシリン・パタノタイというタイ生まれで、8歳から周恩来の庇護のもと文化大革命まで体験された自叙伝であり、上下2巻で読み応えがあった。

装丁の裏表紙に書かれている筆者のプロフィールは以下の通り。

『冷戦の緊張が高まった1956年、中国政府との親密な関係を築くため、父親によってタイのバンコクから北京に送られる。以来、周恩来首相や廖承志と親子のような親交を結ぶ。1970年に中国を離れてからも、中国とタイ等の「生きた架け橋」として幅広い活動を続けてきた。二児の母。オランダ大使である夫君とパリ在中。』

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先週のニュースより

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河野外相は訪中し日中外相会談を行い、関係改善を友好に進めながらも、尖閣諸島周辺の接続水域での中国海軍の潜水艦入域に対しては強く再発防止に言及したと報道された。

独立国家の外相ならば当然の対応なのだが、最近の外相や外務省の弱腰外交には歯痒い思いであった。かと言って、武力戦争を肯定している訳ではないが、言うべき事は言う、毅然たる態度は当たり前と思う。

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年頭に言いたいこと

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関東平野は一面真白、4年前のような異常な降雪には至らないようだが、今日は早めに仕事を切り上げ久しぶりに時間が取れた。正月からブログ更新もなく何か書いてみる。

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