毎月第2土曜日の朝、有価廃棄物の回収が地元地区の資金源として行われている。区長はじめ役員と当番の方々が、受け入れと分類を行い業者への販売手続きをしている。うちの会社も主に段ボールや書籍、ペットボトルを1ヶ月まとめ拠出している。副区長さんに聞くところ、年間100万円近くになるそうです。
早朝零度近い寒さの中、当番とはいえ大変な作業です。地域住民がそれぞれの負担で運び込み、最近は赤い三角コーンを配置し進入経路を明確にしたため、停車するとその場で皆でどんどん運び出すため、停滞がなくなりました。おかげで接触事故が減少し、スムーズな回収が出来るようになっているようです。
このようなボランティア活動も、一般社会人の知恵と実践力で合理的な作業方法を確立し、一石二鳥のリサイクルと地元への資金作りが事業の継続を促している。
方法は違えど、多くの自治体でこのような活動をやっていると思われるが、民間のボランティア集団に任せた方が、作業の効率化や低コストへの努力が行われている。行政の事業は概して予算とその全額消化という発想があるせいか、生産性がないがしろにされている傾向を感じる。
暖をとるためドラム缶に薪を燃やし、その上に小さな桶に水をはりオカンよろしく、お茶を暖めている。