markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

朝の京都

今回の京都は孫の見舞いが主で、取り立て観光が目的ではなかった。朝起きていつものように散歩に出かけ、30分経ったらそこでUターンして戻ろうと、碁盤目の京都の筋を真東へ向かう。
閑散とした錦市場を抜けると錦天満宮にぶつかる。そこを右にふれ、すぐに左の路地に入る。またT字路にぶつかり、また右に道をとる。路地沿いを抜けると四条通りに出る。そこを左に向かうと河原町の丸井や高島屋がある交差点にさしかかる。直進し鴨川四条大橋を渡る。遠くに八坂神社が見えてくるが、ちょうどその頃30分が経過。そこで花見小路を左へ曲がり戻る事にする。この辺は祇園の飲屋街である。
左手に白川を渡ると祇園発祥の地の「祇園新橋」があり、夕方から夜にかけての雑踏が信じられない程の静けさである。昨晩の島原の衰退は、ここいらの祇園先斗町の反映にある。ある茶屋から朝帰りの人たちが飛び出し、格子戸を閉める音で静寂を現実に戻す。路地を抜け右手に向かうと三条駅にぶつかる。そこに勤王の志士らから「心の鏡」と仰がれた、群馬県出身の高山彦九郎の像がある。三条大橋を渡ろうとすると、その名の通り鴨川に浮かぶ鴨がいた。店のほとりにタワシ屋の桔梗利が店を開け始めていたので、そのおばさんに後で注文するからと名刺をもらう。そのまままっすぐ行くと高浜川があり佐久間象山大村益次郎遭難の碑がある。その先の池田屋騒動の祉を見たので、ついでに一本左に走る路地に坂本龍馬の寓居跡があるので回ってみた。
ようやく寺町まで戻ると観光用のWi-Fi Spotの案内があり、早速フリーの公衆無線LANを試してみる。富岡市も早くこのような観光サービスをやれば良いのにな。錦市場の路地を曲がり1昨日の夕食で美味しかった昆布の佃煮を手に入れ、ついでになかなか手に入らない千波の青実山椒を購入。おおよそ1時間ちょっとの朝の散歩が有意義な歴史散策となった。