markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

目いっぱい

いかなるときにも弱気は禁物だが、しかし常に負けないという体勢をとっても、無理に勝とうとしてはならない。このことは別の面から言えば、常に余力を残して、決して「目いっぱい」のことはしてはならないということになる。

これは山本七平著の経営人間学から引用した言葉だ。昨年来の不況から脱出できない、現状への焦りへの戒めと受け止めたい。

時代に適合していない、または古いパターンでの仕事に努力していても、社員や周囲の人たちに迷惑をかける。それは努力しただけの報いが無いからである。だから「目いっぱい」動かないとどうにもならない仕事より、知恵を「目いっぱい」働かせるようにと自らを仕向けるようにしているのだが。