集めた落ち葉や、引き抜いた草をプラスチックのゴミ袋に入れるのは結構面倒である。ましてや寒風吹く屋外の掃除は手間である。
多賀城市へボランティアで行った時、ヘドロのどぶさらいで現地の社会福祉協議会が用意しくれた袋立てを思い出した。その仕組みはバケツの底を抜き、その中へ袋が立つようにしてあり、ヘドロが一杯になれば袋の口を結び、バケツをそのまま上に引き抜けば良い。
これを真似てゴミ袋を立ててみた(写真)。花の鉢を入れる円形のスタンドを活用し、袋を入れてみた。とてもうまくゆく。途端に庭掃除が楽しくなってしまい、昼時が気付かないほどであった。
梅雨は憂鬱だがオシャレな傘や新しい雨靴を購入すると、雨も楽しくなる。泣いている赤ちゃんも目先を変えると泣き止む。
嫌な事をやらなければならない時、目先を変えて楽しくすれば、張り切ってやれる。ささやかな人間の知恵の特権を行使した日であった。
