markdadaoの日記

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多賀城市ボランティア訪問 その3

多賀城RCの役員の皆さんと昼食ミーティングを行った。目的は中長期による社会奉仕支援の方法を模索する事にあった。
現実はそんなに甘くなく、まず各会員の事業所の立て直しにあった。そして、日本のロータリー内で7億円超の義援金が集まったと聞くが、被災地クラブにまだ一部しか配布されていない。資金の配布方法については、ガバナー会で検討をしているとのことだ。現場は無利息でも借用できないかとの意見もあった。
日赤や共同募金も同様だが、ガバナー会もいざ寄金が集まってから配布方法について検討を始める。私たちローカルクラブの会員は被災地とのコネクションが無いため、地区組織に依頼し、一刻も早く現地に送金して欲しいと寄金を拠出した。しかし、収集した当事者らは「皆様からの大事な多額の寄金なので、十分吟味をして公平に配布をしなければならない」と言う。私が被災1ヶ月後、現地で直接手渡しした小額のお見舞い金の方が、いつ来るかわからない多額の義援金より喜ばれた。
人頭分担金は1年間免除するとのことだが、私たちはそれだけの対策でいいのだろうか? 
私は東北3県の被災したクラブ会員の退会または休会者が続出することを心配する。もし私が被災したならば、心の中は「奉仕の理想」の灯を消すことは無いが、休会し事業の健全化に向けて、多くの時間を集中するだろう。それが長期にわたれば復会は難しくなる。
考え方として、ロータリーアンが救われなければ、奉仕活動は広く展開できない。従って、ロータリーの創始の時代にさかのぼり友情を優先し、義援金の全ては被災地ロータリアンに全額お見舞い金として配布する。彼らがそれを地域の奉仕活動に充てたり、自分等の事に使用する事は任せる。社会奉仕事業資金は、ロータリー財団の災害復興基金から主に捻出していただく。
想定外の自然災害を受けた今大事な事は、日本中のロータリアンが、被災されたロータリアンを守ると言うことだ。