markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

カフェーミーティング


マークさんの呼びかけで恵比寿にあるレストランへ5人が集まった。目的は「オーストリア学派経済論」をテーマに会話を楽しむ交流会とのことであった。集まる方はミーゼスやハイエクを学び原書を読む人たちらしいので、マークさんから数回のお誘いに足を遠のかせていた。
今月はトラブル続きで、気分転換を図りたいと考え小旅行に出かけるつもりで参加することにした。
高崎から湘南新宿ラインに乗ると渋谷まで乗り換えなしなので、12:17発に乗り込んだ。昼時のため車内の売り子さん(兼車掌さん)にお弁当があるか尋ねたら、置いてないとのこと。新幹線は1時間足らずで東京駅まで行くのに車内販売をしており、2時間かけて渋谷へ行く列車には無いとは?昔は駅ごとにお弁当を買ったのだが、この列車は窓も開かない。勿論各駅には売り子さんなんて見かけなくなった。
私は執着心が少なく、要望もコロコロ変わるためか、「久しぶりに駅そばを食べたい」という気持ちに変わった。渋谷駅で駅そばを堪能し、その後隣の恵比寿へ向かった。駅から会場まで5分で着いてしまい、まだ誰もいなかった。そこで30分間の周辺散策を試みた。(写真)

5人のメンバーはマークさんオーストリア学派とマーク氏 - markdadaoの日記カルフォルニア出身のハーナーさん、ドイツのクリストファさん、SEがご専門のMさんと私。中でもハーナーさんは家族構成と年齢が同じで親近感が湧く。私たちはベビーブーマーであるが、国が違いどのような生き方をしてきたか興味がある。散会時に再会を約束した。
大学は政治学科であったが大学院は外交関係で、1970年に台湾へ1975年には外交員として北京へ滞在をしていたとのこと。官僚がつまらないので1981年金融の世界Citi Bankへ転職し、名古屋にも駐在したとのこと。そしてリタイアー後、再び日本へ戻ってこられ、シンクタンクのようなNPOに参加しているとのこと。
彼の意見は「中国は自由が無い。自由主義経済と言われるアメリカ資本主義も、政府が介入し今回のサブプライムローンの問題を引き起こしている。危機脱出には逆効果であった。ミーゼスなどオーストリア学派を学び哲学としてやってきたい。」とのことであった。

マークさんが盛んに進める本がこの写真のEconomics in One lesson 著者はHenry Hazlitt。SEのMさんの記憶で和訳本が出ているとのことであった。早速Amazonで調べたら、「世界一シンプルな経済学」というタイトルで残り5冊とのこと、1-clickで手配した。
オーストリア学派の考えは、知的財産は国家が与える特権であり、希少性のあるものは守るが無いものはオープンにすべきとのことで、ネットでこの本の内容が読める。しかし私のように本に線を引いたり折り曲げたりすることが趣味な人間は、つい本を買ってしまう。