昨日、いつもの東方航空MU537朝9:00の便でもどりました。
今までは、いつも満席状態で、中国人が多く、話声がうるさいなという感じでしたが、なんと昨日はガラガラで気持ち悪いくらい静かで寝られなかった! 窓側2列、真ん中が4列の席の機材で、両窓側だけ4列にすわっても2/3くらいで足りてしまうくらいの人数でした。
いうまでもなく、中国人の団体さんがいなく、日本人が7割くらいだったと思います。
個人的には日本に来たがっているのだろうけど、政府の意向だから行こうとはいえない事情。こんなに効き目があるんだということを知りました。
日本の荷物検査では、中国人の荷物を全部ではないですがかわいそうに一人ひとり開けさせていて、はっきり対抗措置を取っているなと感じました。
以上は上海在住の友人からのメール情報。
昨日の新聞では「中国に残るフジタ社員1人を釈放。今日にでも帰国」の記事があったのだが。紙上では拘束期間が船長は17日間でフジタ社員は19日は中国政府がネット世論に配慮とのこと。フジタ社員は保釈金を支払ったが、船長は? しかし今日11日のハノイでの日中防衛省会議が行われ、山を越えた感がある。
今回の事件を契機に、色々な事が明るみに出た。在中日本大使を夜中の12時に呼びだしたとされ、失礼な話だと思っていた。実は午後の6時に会談の申し入れがあったが、日本側の調整がつかず午後12時となったことを外務省は伏せており、その非礼を中国側に負わせた外務省に対し戴国務委員が日本大使館との交渉を打ち切りチャンネルを閉ざされたという失態であった。
確かに国際交渉中はオープンにできないこともあり、また権謀術も必要かもしれない。しかし交渉者の人間としての姿勢には誠意がなければ駄目だ。自分たちの失態を隠し、相手の悪いことだけを表に出すような人間と何が交渉が出来ようか?
また、友人のメールの最後に書いてあった通関での仕打ち行為は恥ずかしくて情けない。対抗措置として厳しく審査している職員は、上司の指示でやっているのだろう。
私は1度通関で実験をしたことがある。帰国時のお土産など一切ない時、不正の品を持ち込んだと心の中で思いながら通関を通ると、何とカバンを開けさせられた。彼らは旅行者の目や挙動で判断できる素晴らしい能力があると思った。毎日がそれを仕事として密輸を防ぐ職人の能力が高まっているのだから、わざわざ中国人のカバンをすべて開けさせる必要はない。