markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

人間の道理は楽しい


先週ロータリーの3クラブによる合同会長公式訪問例会が開催された。ガバナーの講話を一緒に聴くことは、合理的で時間節約となったようだ。

設営者の気配りで、同じクラブの人達同士でテーブル配置を行ったようだ。しかし私のような少数異端者は、知らない人と話し合う場を求める。何故そのような人間になったのかわからないが、外国へ行っても観光地を見学するよりは、その地に住む人たちに会いたい。そして異国の文化の根源である人間を観察したい。人に言わせればおせっかい極まりないようだ。

ある技術屋が、「電気部品の特性は嘘をつかないが、人間は不可解で苦手だ」と言っていた。しかし私は、人間は適切な褒め言葉に気分を良くするし、悪口を言えば気分が悪くなる、当たり前のことで人の気持ちは動く。まるで電子部品の個々の特性と同じだ。ただし、その反応の表現が人によって違う。悪口を言われた方はすぐカッとなって顔に出す人もいれば、それには動じない顔をしたりする。しかし根にはその嫌な気持ちを受けた事実は残る。

私の後輩のO君は決して人の悪口は言わない。そして皆とお付き合いをさせてもらって、ありがたいと本気で考えている。とにかく謙虚である。地域のために労を惜しまず奉仕活動も行っている。本人曰く、「ボランティアばかりやっているので商売が下手だ」と言う。しかし、彼の信用を見込んで仕事をお願いする人が多く、来年まで仕事が埋まっている。
社会に本気で貢献している人に対し、社会はその人を粗末にはしない。だから人間の道理は楽しいのだ。