タイ反政府デモ - markdadaoの日記のその後のシナリオを考える。
タクシン派(UDD)は旧正月に突入し故郷へ戻ると言う予想に反し、未だバンコックの某市街地を占拠している。もしタクシン派の要求を受けて総選挙し再びタクシン派が勝利すれば、今度は空港を占拠した事がある現政府支持派の「民主主義のための市民同盟」(PAD)がデモを起こすだろう。タクシン派の赤と反タクシン派のオレンジの抗争は、どちらが主導権を握ってもタイの平和は訪れない。
いつもの神頼みのプミポン国王であるが、病をおして一時退院し、テレビで国民に平和を訴えるだろう。そこで要求されている選挙を棚に上げ、与野党間で人望のある政治家が短期的(2,3年間)首相を務め治安を回復するだろう。
与野党に人望の深い政治家とは? 日本では聞いたことが無いが、アメリカでは民主党政権時代、共和党から人望のある長官(大臣)を選抜したことがある。タイにもこのような政治家がおり、大臣を経て副首相を務めた方だそうだ。
今回の流血事件はプミポン国王の側近が現首相のアピシットに旧正月前にデモを解決させるよう求め、軍隊を派遣したことに始まる。従って高齢で病の国王ではあるが、国民に訴える可能性は高い。