地球温暖化の進行に伴って増加が見込まれる台風や洪水、豪雨、熱波などの異常気象で昨年、深刻な被害を受けた国を順位付けしたところ、フィリピンが1位となった。ドイツの環境非政府組織(NGO)「ジャーマンウオッチ」が2日、ペルー・リマで開催中の第20回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP20)で発表した。
人口10万人当たりの死者数や国内総生産(GDP)当たりの損失額などから各国の被害を総合評価。上位には所得が低い国が並び、異常気象への対応の脆弱さが浮き彫りになった。
フィリピンは巨大な台風で130億ドル規模の損失が発生し、6千人の犠牲者が出た。
以上は24日の日経新聞の記事です。
昨年の台風被害を被ったフィリピン中部へ、再び大型台風22号(925hPa)が この週末に上陸するとの予報です。
子供を残して日本で働いている日系フィリピン人夫婦(社員)が、昨日から心配で連絡を取り合っている。町はパニックで飲食料、バッテリー等が売り切れ状態との事。
昨今、日本の局地的豪雨も異常気象だが、南方のフィリピンでは台風が大型化している。今度の台風は太平洋高気圧により、台風が北上できず西進してフィリピン諸島を分断する。
この地球温暖化は温室効果ガスの増大が原因と言われている。もともとヨーロッパから始まった産業革命が起源で、その恩恵として便利で快適な生活を先進国は享受して来た。そして発展途上国もスモッグで青空の見えない町を犠牲にして、その恩恵に預かる権利を主張する。先進国の温室効果ガス排出量は一向に減少出来ない状況である。
急に生活環境を変える事は難しいが、僕たちも子供や孫達の為にもやれる事から皆で始めれば排出量は減る。