markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

アンジェリーナ・ジョリー


友人の石井医師から下記のメールをもらいました。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/130515/ent13051507150001-n1.htmについて。

先日,アンジェリーナ・ジョリーさんが予防的に乳房切除された,と。すごいことですね。あの人は結構偉い人と以前から思ってたけど,それにして もすごい人ですね。偉いとかそんなことを超えた人,ほんとにすごいヒトと思いました。
私は,昔,学校(大学病院)にいたころ,何本も足を切断したことがありま す。患者さんはその足で一体どのくらいの距離を歩いたのでしょう?一体どこの場所を歩いたのでしょう?戦争中に中国の野山を歩き回ったという人も いました。切断する前の日は,「いろいろ思い出しましたよ…」,って。
女性の乳房ということでは,子どもたちを育てたものであるということもあり,言い方は変だけど,過去の出会った男の人たちの思い出,ってのもあるでしょうね。そんな思い出なんて,命には代えられないって考えなのでしょ うね,アンジェリーナさんにとっては。昨日より明日って考えなのでしょう。こうしてみると,男性の発想よりは,やはり女の人の方が本質的には強く,感傷的でなく,現実的なのかもしれませんね。むしろ我々男の方がいつまでも引きずっているようですね,いろんなこと。話がずれてしまいまし た。
アンジェリーナさんのニュースの翌日に,56歳の女性が「たまたまニュースを見て,おっぱいを触ったらしこりがあった」,ということで来院されま した。その日にCTもやったら立派な癌でした。やはり,アンジェリーナさんはすごい。このニュースを聞いて,世界中の何人の女性が医療施設を訪れ たでしょう。そして何人の女性が乳がんから救われたのでしょう…?

先日、立川のお客さんを訪問する前に、彼のクリニックへちょっと顔を出しました。相変わらず元気そうに、大声で患者さんと会話をしてました。ほんの数分の間でしたが、私の血圧を案じてくれ、短い会話でお互いの安否を確認しました。そんな彼が、このような感性の持ち主である事を再認識し、本人の許可を得てブログに掲載します。
これだけ医学が進歩をしているのに、ガンを防ぐ事が出来ないのでしょうか?千葉市放射線医学総合研究所が重量子線による乳がん治療の臨床試験を始めたそうです。まずは切らずに治せる事が患者にとってありがたい事ですが、ガンにならない手だては無いものでしょうか?
ようこそ石井医院へ