markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

南国の豊かなロータリアン達(ランチ編)



クリケットが得意なFredの誘いで、彼の所有するBorromeo's Ranchという牧場でランチを摂る。彼の友人達は夫婦同伴で参加する。厩舎がありその傍らで、彼のスタッフ(男性2名)が口からお尻まで貫通させた仔羊と豚を、直径10cmほどの竹串で一本づつ炭火の上でゆっくり回転させている。豚はレチョンと呼ばれパリパリした皮が美味しいと言われる。しかし仔羊の丸焼は初めてであった。顔や姿を見ると何とも哀れである。

階段を上り部屋に入るとウエルカムドリンクとしてフルーツポンチの様なものをホストであるFredと奥さんが皆にふるまわれた。Robert(GE)が肴にとチチャロン(豚の皮を油で揚げたもの)を皆に配る。そして「このチチャロンは油が違うので、コレストロールが溜まらないから」と言ってたくさん掴まされる。
そのうち、ごげ茶色になった仔羊を2名の若者が部屋に担いでくる。そして大きな緑色の葉の上に乗せ、手や顔を縛ったワイヤーを外し、頭を抑えお尻から竹の棒を抜き取る。そして友好の印として、韓国ロータリーのLeeさん(PG)とマカティロータリーのReuben会長が仔羊の頭から包丁を入れる。次はレチョンが運ばれて、同じような手続で竹串が抜き取られ、Robertと私で包丁を入れた。
これもFredの賄いの4,5人の女の人たちが様々なおかずを用意し、皆に提供する。その間男性のコックらしき人たちが、仔羊とレチョンの肉をきれいに削ぎ取り始める。私はあの淋しげな仔羊の顔を脳裏に浮かび、スパゲッティーを皿に盛ることにした。しかし、友達に促され、レチョンの皮と仔羊の肉を直径15cmほどのピザの様なパンの中に挟み込み、野菜とマンゴやフルーツにバゴーン(小エビの塩漬け)を入れ、ハンバーグのようにして食べる。このバゴーンは辛みがあり、とても美味しく食べることが出来た。途中、誰かのドライバーの誕生日だとわかると即席のケイキとローソクを用意し、奥さん方が中心となりハッピーバースデーを大合唱する。



Fredは3人の音楽バンドを呼んであり、一人がアコスティクギターでリードを取り、もう一人のギターはリズムを刻み、最後の一人は歌専門でラテン系からポップスまでマイクなしでハモリながら演奏する。Beatlesの歌を歌い始めたので、一緒に歌い楽しむ。実は、フィリピンの人たちはお酒を飲みながらワイワイ話をしているのだが、タガログ語がわからず席を離れる口実となった。そうしていたら韓国のLEEさんも席を離れ、曰く、「韓国人や日本人は時間がくればすぐに次の行動をとるが、フィリピン人は話が終わらない。そしてその話には内容が無い」と手厳しかった。どこのホテルにいるのか尋ねると、Robert(理事長)のSt.Lukes Hospitalで体中検査しながら、VIPルームに滞在しているとのこと。
全員で記念撮影をして2時間以上のランチが終わる。