markdadaoの日記

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社会奉仕セミナー RID2840


RI2850地区から京都東RCの橋本長平PGが来県し、社会奉仕セミナーの基調講演を行った。内容は以下の通りの3部。
第1部 ミャンマーサイクロン被害復興緊急支援活動・第2部 新しいロータリー財団・第3部 2650地区ポリオミッション。
この2850地区は京都府福井県滋賀県奈良県の4府県にある97クラブ、総会員4,650名の大きな地区であり、資金力もある地区であることが講演の中で気付かされる。
たとえば、常時1,000万円の蓄えがある緊急支援資金で、その資金を使う時は自動的に各クラブが充足をするそうだ。一人当たり約2,000円を拠出することでまかなえる。かつその資金は時のガバナーの決済で使う事が出来る。
その資金と会員大会の余剰金350万円をガバナー自ら持参し、従前より支援をしていたミャンマーのサイクロン(台風)被害の救済に1か月後訪問したとのこと。その後2回と更に個人でも訪問したそうだ。

2,3年前フィリピンマニラを直撃した台風で、現地会員の住居・会社も被害を受け、特に河川近辺に不法占拠しているスクウォーターの被害が尋常ではなく、1週間後に被災救済に赴く。この地区とは以前から支援をしており、姉妹クラブもある。自地区への協力を要請したが、個別で独自に各クラブへ働きかけるようにとのことであったが、時間もなかったので自クラブの資金だけをもって現地へ飛んだ。その際、現地ガバナーから救済の要請文を受け帰国した。すぐさまガバナーへその要請文を手渡し救済の依頼をお願いした。しかし、「ガバナー会からの要請がないので支援はしない」とのことであった。

その時はとてもがっかりしたが、ロータリークラブとは難しい組織だと追加の救済は諦めた。その後、東日本大震災での各クラブからの見舞金が被災ロータリアンの手元に届いていないことを知り、ガバナーへ意見書をもって具申した。その時はすぐガバナーも同意していただいた。これらの事例より、橋本PGの英断とその勇気は、当地区の関口PGのハワイ沖での事件の対応に近いものを感じた。

今日のセミナーは社会奉仕であったが、「地域社会の延長にある国際社会の支援を参考に」と橋本PGと同期である横山研修副委員長の説明が冒頭あった。確かに、東日本の大震災や福島の原発被害を除くと、今の日本では途上国での国際奉仕に比肩するものが見当たらない。しかし誰もが海外へ出向くことが出来ないので、インパクトに欠ける。従って、国際奉仕に関しては常に目で見てわかるような、情報開示に常時努めなければならないだろう。