markdadaoの日記

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中国のお茶

中国の日常的なお茶の飲み方はコップにお茶の葉を入れお湯を注ぎ、色と香りが出てきたら表面に浮かんでいるお茶の葉を向こう岸へ吹いてから飲む。数回お湯を注ぐと葉は沈むが味が薄くなるので、そのまま葉を追加して飲む。
タクシーの運転手さんや汽車に乗るとこのような飲み方をしている人が多い。昔は軟座席(一等車)に乗ると、お茶とお湯を入れた湯のみを出してくれた。しかし、硬座席(二等車)は各自が湯のみとお茶の葉を用意し、お湯だけを車掌さんがコルクの栓がある魔法瓶で入れてくれた。

どうしても日本人にはお茶の葉が浮いているのが馴染まない。陶器の湯のみにお茶の葉を入れるコーナーを作ってあるのが売っていたが、飲み終えた後のすすぎが上手くゆかず今は使っていない。
20数年前中国で湯のみを買おうと思い、いつも通訳してくれる人とデパートへ行った。陶器製の湯のみのふたが合わないので、二人で相当探したがぴったりしたものはなかった。当時はまだ社会主義経済が色濃く残っており、作る側はお客の都合は考えていない。箪笥など見てみると表はきれいだが、中を開けると製造中の工員の靴跡がたくさんあり、それが堂々とデパートで売っていた。
当時冷たいお茶を注文したら、お茶は温かいものだと一蹴された。ビールも冷えているものはなく、厨房を覗いたら、お客の飲み残しのビールをたらいの中に戻し、それを汲んでまた別なお客に売っていた。
今日thermo mugのティータンブラーを購入した。日本はいいな、お客の気持ちを考えてこのような商品を作ってくれている。