markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

群馬県伊勢崎市 五十嵐清隆市長

伊勢崎市長の講演会を公聴した。内容は6項目に分かれ、特筆するところをメモした。
1.緊急経済対策の実施
年間歳入合計625億円で5.5%の前年度対比減額である。プレミアム商品券の3億円の支援にて、推定12億円の効果を得られた。
2.行財政改革の推進
公立保育園を2園、民営化した。景気の低迷を考慮し1年間市長の給与を1割削減。職員の費用を削減するため、事務方を主に5.5億円削減、しかし医療関係者者削減できない。花火大会の支援休止にて3千万円削減。市のホームページにバナー広告を月15,000円にて販売。
3.安心・安全なまちに
新型インフルエンザに対し災害警戒本部を設置。住宅用太陽光発電導入補助を12月の補正予算にてもれなく対応する。これは1,800万円予算にて75世帯分を9月1日応募あり30分で完売したため。コミュニティーバスの無料化を継続。他市は有料。しかし11月1日より新路線を見直したが、有料化すれば県の補助金は出るが、無料だと陸運の直接指導を受けなければならない。
4.福祉・地域医療の充実
民間保育所を定員270人増にて、実質待機を0とする。がん診療総合センターを開設し、内視鏡患者の受診を倍増した。更に投薬を通院で対応を可能にした。市民病院の経営改革を行い、赤字幅を縮小し5カ年計画を立案する。
5.地域経済の活性化(中長期計画により自主財源の確保を目的とする)
優良企業誘致として三和工業団地は上毛新聞の印刷工場の誘致などをして、残り1区画となった。臨市の玉村寄りに58haの工業団地を開発中。グリーンアップ推進として坪あたり1,000円の補助を行っている。鉄道(両毛線)の高架を計り、27踏切を5年後にはなくす。国道50号バイパスの計画があったが、民主党の指導により例年10数億円が次年度0〜1億円規模となる。
6.教育・スポーツ・文化の振興
四つ葉学園の中高一貫校の設立、4月に128名の入学を得た。現場への体験を推奨し、自分の好きなこと、得意なことを早く捕まえる教育システムを構築。サッカースタジアムを人工芝に張り替え、年間60日稼働を330日に拡大する。成人式は市全部で2,100名を予定しているが、大きな講堂が無いため各中学校単位で実施する。


地元友人の話では、50歳代の1年目の市長として、山積する課題を休むことなく解決しているとのこと。わが市も参考になればとメモをとった。