markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

ロータリー財団セミナー「未来の夢計画」


今回のセミナーは私は義務出席者でなかった。他の2人の地区研修委員は同日大阪で行われている源流セミナーと、東北で行われている東日本震災関連の事業に参加されていたので、私は地区の研修委員と言う事で参加することになってしまった。従って、講師に対しても関心が薄く講演を聞くうちに、どうもどこかでお会いした方だと思い始めた。
早速講演終了後、名刺交換をさせていただいた。富岡様は私を覚えていただいており恐縮する。数年前、識字率向上プログラム推進の為タイのDrサワラックPDGと彼女の通訳の方が太田市に来ら、当時私は地区のWCS委員長で、そのイベントの司会をした。その時、ロータリアンで通訳と言われていた八戸RCの富岡義勝さんが、当ロータリー財団セミナーの講師で来られたのだった。
パワーポイントも使わず、パイロット地区としての新地区補助金やグローバル補助金の3年間の経験に基づく内容を、とてもわかりやすく講演された。
グローバル補助金については、クラブ単独では自己資金に限りがあるので、地区のDDFを活用するため地区との合同事業とすることになろう。従ってクラブは世界社会奉仕の提案と実践を、地区はその事業資金管理をチェックしDDFの配分を決める。
新地区補助金を申請するのにも、資格条件を要求されることになるだろう。(グローバル補助金は資格が必要だが、地区の裁量により、新地区補助金申請は有無を決めることが出来る)従って、覚書(MOU)に則って指導者、財務管理、書類保管が義務付けられる。ロータリー版のISO取得のようだ。
ロータリー財団への寄付が少ないクラブは、その額に見合った補助金となるとされていたが、申請は制限されないと明言された。鶏が先か卵が先かで、補助金の活用が寄付金の増進につながると言う考え方のようだ。
また事業の際は議事録と写真というエビデンスを残すことになる。これは当然なことで、原発の会議で議事録を残さなかった事の方が異常と思われる。このエビデンスを活用し、ロータリーの公共イメージに活用できる。
2830地区では年に1回は「新地区補助金プロジェクト大発表大会」を開催したとのこと。これは補助金(予算)やその申請テクニックより、「世の中に何をするのか」という事業に関心と競争を持つことが重要であるという流れを作ることが出来る。更には会員増強にもつながったと言うから申し分ないイベントである。
各クラブの補助金資料を5年から7年保管することになるので、固定の保管事務所も検討課題だ。最後に海外やロータリー財団室との交渉が増えるため、英語・e-mail等のPCに堪能な人材が必要とのこと。ロータリーは識字率向上プログラムを実践しているが、ロータリアンのためのデジタルディバイドの脱却や英会話の識字率向上も必要ではないか?昇進試験に英語とPC操作が検定されている企業も増えてきており、ロータリーの世界だけ関係ないとは言ってられなくなる。