markdadaoの日記

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台風被害現場

フィリピンのラグーナ湖畔にあるモンテンルパ市の一つの集落(バランガイ)があります。今回の台風16号による湖水の増水があり、その浸水被害を受けている人たちへ食料の支援に行ってきました。
富岡中央ロータリークラブの姉妹クラブである、モンテンルパフィルインベストロータリークラブ(RCMF)の要請が火曜日の9月29日にありました。
彼らRCMFは26日の土曜日、1日続く未曾有な雨の中このバランガイにあるロータリー地域共同体(RCC)の役員たちから救援の連絡が入った。翌日曜日の27日RCMFの会員等個人から一人当たり10万円〜20万円の予算を集め、その他からも携帯メールやインターネットを通じ資金を集め、食料及び水の確保に奔走した。
28日、29日にそれらの食料を各世帯用に小分けする袋づめを、自分たちや家族の応援で行った。そして30日の水曜日に5グループに分かれ約3000世帯に配布。
そして木曜日、金曜日にまた食料購入と袋づめを行い、本日の土曜日にまた配布を行う。今日は私たち富岡中央ロータリークラブ資金で280世帯に配布できた。
混乱を避けるため整理券を配り、トラックを水が寄せてくる直前まで進め、このバランガイの人達へ順序良く配布した。

1袋約300円で1世帯1日分の食料にしかならないが、水で駄目になった家々では低所得層のため貯蓄もなく、毎日の食事に困っているとのこと。袋の中はお米2Kg、イワシの缶詰2個、ヌードル3袋、ビスケット2袋、キャンディーと石鹸2個に下痢等に効く薬。
自分も配布を少し手伝ったが、裸足の人たちが多くお年寄りやから子供達まで現地語でそれぞれお礼を言われた。最初は袋が落ちないように気を配っていたが、そのうち余裕ができて相手の目を見て渡していたら、何故だか感情がこみあげてきた。

途中で配布の手伝いをやめ、道が水没したバランガイの様子を見に行った。道路に沿って続く急造された竹の橋を渡り、私たちが設置した給水タンクのあるラグーナ湖畔まで見に行こうとした。竹の橋も滑りやすく、橋の幅も竹が3本となり、腰高の水に落ちるといけないと思い、引き返してきた。悪臭と茶色い水は今後の疫病発生の原因になろう。そしてこの巨大な汽水湖の水位が下がるのは相当日数がかかると思います。