長野へ営業で行った帰り途、親子でJC談義 となる。シニアの地区世話人を降りた、と同時に息子がJCへ入会。
私は親父を早く亡くし、またこの土地に知人も無く、社会勉強の為JCへ入会した。そして友人もでき、楽しいJCライフを過ごした。今、息子がJCで奔走している姿を、微笑ましく思う。
話を聞くと、様々な事業の多くをクラブ内で自己完結している。そして、会員減少で苦心している。当時の私は無意識に、一般の人にも奉仕の喜びを体験してもらっていた。共に汗水たらし事業を遂行することで、副産物として新たな友情が生まれる。私達の富岡製糸場の利活用を目的としたイベント「シルクデー」を体験し、その後JCへ入会してくる会員も少なくなかった。
結果として、潜在的新会員の機会となった。一般の方を対象とする公開講演会では、時間の経過と共に主催者は忘れ去られる。事業で一般の方をお客様扱いするのではなく、仲間として苦楽を共にするプログラムを、開発実践する事が持続可能な社会開発、会員拡大となる。
ロータリークラブでもそうすることで、社会奉仕、国際奉仕、ブランドイメージ、会員拡大、資金確保の効果が得られるだろう。一般の方と共に活動出来る、総合的な事業プログラムの開発が今後問われると推察する。それは地域特有の奉仕事業活動で、決してロータリークラブ内で自己完結するものではない。
それを実践する過程で多様化への寛容力、リーダーシップの育成が図られる。自分の会社では殿様だが、地域社会のリーダーシップは人格形成(謙虚さ等)になると思うのは私だけかな?