今日は「花火の日」という事で、日本中約150箇所の夜空に花が咲いたようだ。幕張ビーチ花火フェスタへ東関道で身内を送りに行った帰り道、思いつきで市川のいとこに会おうと、今度は京葉道路で市川のインターを降りた。これが失敗の元で、市川納涼花火大会へ向かう交通渋滞に巻き込まれる。その先は、江戸川花火大会、日が悪いとその思いつきを諦めた。市川インターへ戻り、錦糸町の先が渋滞中のため錦糸町インターで降りる。
最近の浴衣姿は、納涼盆踊りと花火大会へのユニホーム。浴衣に慣れない若者達が右往左往している道を外し、這々の体で東雲の娘夫婦のマンションに帰る。一休みしてから、夕食は何にしようか? ここから築地まで15分程度。市場の休みは水曜日と日曜日だから、今晩は旨いもんが食えそうだ。
築地市場内外を走っているマイティーカーに搭載している、充電器のトランスを納入しており、数年前そのアフターサービスのため築地市場へ1ケ月ほど通った。平日は場内、休日は場外で昼を摂っていたので、多少土地勘はある。
築地は決して安くはないが、コスパはとても良い。だから群馬で旨いからといって、割高のものを食べるなら築地が良い。本物が揃っており、まずいものは殆どない。学生風の男が一人で入ってきて、通なモノを選ぶ。先にいた仕事帰りのOLの前には、岩牡蠣の食べ後がある。銀座と目と鼻の先にある築地で、旨いモノを食べる若者たちが目につく。
来年の11月には豊洲の新市場への移転が決まっており、場外の組合は豊洲新市場まで移動時間がかかる事を理由に、築地新市場を作るとのこと。しかし、今日車で走ったら豊洲ー築地間は約10分であった。為政者の決断で、その陰で廃業や困難な経営を強いられる人達がいる。しかし、昔は小学生などの社会見学程度しか来なかったのが、最近は外国人観光客や日本のお上りさんが大挙して市場へ来る。これを線香花火の最後の勢いだけにするのではなく、知恵と工夫で継続的な経営資源にできないものか?
当然、豊洲新市場は一大イベントプレースを考えているのだから、そのミニチュア版を作っても魅力はない。80年の歴史を持つ、場外の組合の対応に関心を持っている。