下記写真の下部は取り外したトランスと、新規に搭載されたトランスのアンプです。
電源トランスはAGPT-22(入力AC100V、出力280VCT,5V,3.15VCT、静電シールド、ショートリングつき)
出力トランスはAGOT-16(4KΩ / 0-4-8-16Ω)
以下はアンプビルダーで友人のA君のアンプ制作の解説です。
現在、VOX AC30TBX (リイシューモデル)はビートルズフリークのみならず、いろいろなジャンルのギタリスト達にも愛用されています。
今回、そのリイシューモデルを60年代初期のオリジナルに近づけるべく、ハンドワイヤリングによりリメイクしようと企てました。しかし、検討するとシャーシーから作り直す必要になり、まるまる1台アンプを新規製作することになってしまいかねない事がわかります。
そこで、今回はパワートランスとアウトプットトランスのみを交換してみようと。それと、ついでにカップリングコンデンサーを当時と同様のオイルペーパーコンに交換するというシンプルな変更にとどめました。
パワートランスはリイシューが一次側105Vなので、普通に100Vとし、二次側も当時と同じ電圧にするほか、銅板のショートリングを巻いてもらいノイズの発生源を抑えました。アウトプットトランスは、二次側から4 8 16Ωを出してもらいインピーダンス切り替えスイッチを増設し、いろいろなスピーカーキャビも鳴らせるようにしました。
本来は、少なくともフィルター用の電解コンデンサーだけは交換したかったのですが、始めると芋づる式に、ではここもあそこも、、ときりがないので今回は半日のDIYでできる範囲で終了です。
このVOX AC30TBXにご興味のある方は、トランス事業 - 変圧器・トランス・フィルムのアテネ電機 のお問い合わせへご連絡ください。