markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

レチョンの昼食会


中古自転車の寄贈式をすませ、地元のロータリアンからお昼の用意をしていただいた。山の中を進み水没した道を慎重に渡ると、道端に多くの車が駐車していた。そこで私達は下車し徒歩で吊り橋を渡ると、その先に滝(Daranak Falls)があった。地元の人たちは、家族連れやグループで滝から流れ出る浅瀬に座り込み、ひと時の涼をとっている。
私たちは滝を眼下にするコンクリート製の建屋の2階に上がり、ガランとした部屋で昼食の準備を待った。しばらくするとFredが持ち込んだレチョン(豚の丸焼き)を包みから出し始めた。彼曰く「こいつはRed Babui」だと。多分彼は丸一日かけ彼の豚舎で準備をしてきたのだろう。そして友好の証に私に包丁を入れろと言う。初めての体験で、包丁で首を落とそうとしたら、周囲で見ていた皆が慌てて「そうじゃない」と手招きで説明する。
頭からしっぽに向かって包丁の刃を入れる儀式であった。うちのクラブの会長が傍にいなかったので、幹事に包丁を渡しその儀式をやってもらった。あとで聞いたのだが、私が頭に包丁の刃を入れた時、ガスを吸い込んでしまい気持ちが悪くて食が進まなかったとのこと。北京ダックと同じで、こんがり焼けたレチョンのパリパリした皮が美味しいのに、それを楽しめず幹事は残念でした。