瓦礫を資源に - markdadaoの日記の「緑の防潮堤」が4月30日に岩手県大槌町で実験的に開始された。そして細川元首相と細野環境相がそのイベントに参加した。
29日に塩釜市で行われた浦戸フェリーの就航式に参加された首長さんへ「緑の防潮堤」について話をしたが、ご存じなかったようだ。しかし新聞によると「政府は、青森県から千葉県までの沿岸約140Kmに、瓦礫を再利用した防潮林の整備を6月にも始める」とのことだ。ようやく政治家も官僚も「産廃の不法投棄」などと理屈を言わず、現実に即した対応をするようになってきたので安堵した。宮脇横浜国大名誉教授の提唱する「緑の防潮林」を応援したい。
この「緑の防潮堤」も震災後1年が過ぎたが実行できるならば望ましい。震災直後の停電騒ぎの際、周波数変換機増設の話題があったが、1年が過ぎ何機設置されたのだろう。今夏の節電対策に東西の電力の融通の話が出てこない。政治の世界では議員間の足の引っ張りばかりが目立ち、三権分立を超える発言が目立つ。
今の日本国は東日本大震災の復興政策や福島第一原発事故の処理問題、デフレ経済の脱却や外交として北朝鮮対策、TPP対応など政治課題が山積しているのに国政を任されている政治家達は観点をどこへ置いているのだろう。