「アサヒ飲料、5年で1万台設置を目標」という記事を年末に見た。内容は以下の通り。
アサヒ飲料は12月27日、アサヒカルピスビバレッジの展開する自動販売機1 件において、無料のワイヤレス通信サービス「FREEMOBILE」を採用し、自動販売機1 件周辺が無料Wi-Fiスポットとなる機能を搭載した自動販売機を、2012年から展開すると発表した。
同サービスは、タケショウが運営する「FREEMOBILE」サービスの専用ルーターを自動販売機に搭載し、自動販売機を無料のWi-Fiスポットとして利用できるようにしている。
専用ルーターを搭載した自動販売機1 件から50m程度の範囲内で、Wi-Fiに対応したスマートフォンやタブレット端末、ノートPCでインターネット接続が利用可能となっている。販売機1台につき数十台程度の同時接続に対応できるという。
アサヒ飲料発表による利用イメージ
利用にあたっては、登録が不要な「FREEMOBILE」とメール認証による登録が必要な「FREEMOBILE_SECURE」が用意されており、このうち「FREEMOBILE_SECURE」では、WPA2-PSKでの暗号化に対応している。1回あたりの接続は最大30分間になっているが、切断されたあとに再度接続することも可能。
同社では、仙台、首都圏、中部、近畿、福岡の5エリアを中心に、2012年中に約1000台の設置を計画。さらに、5年以内に10000台への拡大を目指すとしており、飲料を販売するという自動販売機1 件のそもそもの機能に加えて、「災害時の情報インフラとしても貢献するなど、新たな自販機事業のモデルを構築していく」としている。
富岡市の未来計画案 - markdadaoの日記を以前提案したのだが、大手IT企業の誘致案には欠陥が多いとのことで、自ら取り下げてしまった。しかし災害時の通信インフラとしても有効であり、市民生活でこのWi-Fi通信インフラを活用した街づくりには将来性を感じる。
