markdadaoの日記

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Better Rotary, Better Rotarians (渡辺好政先生) その1


地区指導者育成セミナーが高崎ビューホテルで開催された。基調講演はRI会長代理、RI元理事の渡辺好政先生。講師としての先生ではあるが、本業は小児眼科の先生でもある。
偶然にも前回の講師である南園先生、当地区のRI元理事の重田先生、昨年度までのRI元理事の黒田先生、3年前のRI会長代理をされた関場先生もすべてお医者さんである。
本日講演をされたパワーポイントのデーターは、地区事務所にいただいたので、自分の忘備録として以下に記す。

  • 日本政府がポリオ撲滅に貢献された御礼の為、2006年6月にステンハマーPRIPを始め日本のRI役員が、小沢一彦TRF管理委員のアレンジで小泉首相へ表彰を届けに首相官邸を訪問したことから話が始まる。予定された会談時間をオーバーし、そのあとの閣議予定を延ばしてしまった。また小泉首相は昼の時間の首相で、5時以降は小沢一彦氏がやっているとのジョーク(?)があり。
  • 「なぜロータリーはセミナーが多いのか」。Rotary Meetingsの中で地区大会の直前か直後に地区指導者セミナーを行うことになっている。そしてロータリーは3年ごとに規定審議会を通じ、ルールをみなおしている。次は2013年の規定審議会後に手続要覧が発刊される。従って、ロータリーは常に変わるので、その内容を周知してもらうためセミナーが多くなる。また、100年以上継続しているロータリーはこのような常に新陳代謝をしているからだ。
  • Management is doing thing right, leadership is doing THE right things.(このTHEの冠詞は意味がある:その時点での正しいこと、と特定する)和約は「正しい物事を遂行するのが経営であり、正しいことを行うのがリーダーシップである」(出典:Peter Drucker)。最初のrightは「正しさ」、後のrightは「効率」を意味する。
  • セミナーの語彙は神学校で神の言葉を学ぶことにあったが、ロータリーでは「種を植え付けてもらい、それをクラブに持ち帰り、大事に育てること」と理解する。
  • 手続要覧(Manual of Procedure)は3年ごとにシカゴ(RI理事会)で見直され、制定案はロータリーの憲法である。そして和約より英語版が正文と規定されている。たとえば英文での助動詞shallは「しなければならない」の意であり、shouldは「出来ればそうしたほうが良い」の意味となる。
  • ロータリー章典の記載において、組織規定と章典に記載されていることが一致しない場合、組織規定が優先される。またロータリー財団章典の記載をRIはお伺いを立てるという形で優先している。が、これも長期戦略計画で是正されるかも(?)。
  • The buck stop here.は直訳では「ここで止まる」だが第33代トルーマンアメリカ大統領は「責任はホワイトハウスの机の上で止まる」と言った。それは「責任は私が取る」というリーダーシップの一例。
  • カドマンの逆三角形の組織図にて、RI会長の役割は「組織のバランスを取る」ことにあり、クラブ会長はその組織にとって重要な役割を持っていると、グレン・E・エステス シニアは言っている。
  • コーチングとは、本人に合う指導をすることであり、教えると言うことは、その相手となる人を輝かすことであり、他の人を輝かすことである。
  • Karyan Banerjee RI会長の強調事項とは「家族は中心であり、良いことは継続し、しかし変化を恐れては駄目だ」

続く