markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

武田邦彦教授による富岡講演(環境問題など)

原発事故関係以外の環境問題での講演内容は以下の通り。

  • 地球温暖化とは太陽の黒点の活動によるもので、2酸化炭素の問題ではない。約500年の波があり、ゲルマン民族の居住地が寒くなり暖を求めて南下した。そしてイタリアのローマが分裂することとなった歴史がある。

巷では温暖化のため、南極の氷が溶け海面が上がると言われている。もし5℃気温が上昇すると、南極大陸の平均温度マイナス40℃がマイナス35℃になる。そうすると南極大陸周辺の海水から湯気が昇り、空中で雪となり南極大陸の氷の上に雪を降らす。従って温度が上がると南極大陸では氷が増えるというのが正解である。
IPCC気候変動に関する政府間パネル)のオリジナル英語資料では同様な内容が書かれている。しかし日本の環境省が環境白書を作成する際、そのIPCC資料の和訳を間違えて逆の内容に記載してしまった。これは当大学の学生が環境省に問い合わせをしたところ、再確認で来ている。因みに太平洋上のツバルという島の海抜は9cmも上がっている(浸水はローカル的人工要因と言われている)。

  • 日本の電気代はアメリカと比較し約2倍である。発電の為の石油コストは世界相場で購入するのでほぼ同額であり、日本は国土が狭い分、配線は短いので銅線のコストも安く、更に日本の技術は高いので効率が高い。その事実になぜ黙っているのか?その大人(親)の責任とは何なのか?そして東日本大震災直後、よく目にしたTV、ラジオでの公共広告機構ACジャパン)の会長は東電の社長である。高い電気代を払わなければならないのは東電の怠慢にあり、電気コストが高いため製造業は海外へシフトしている。そうして子供たちの就職先が減少する。「大学で学んだ自分のスキルを生かし、親の面倒をみるため近くに住居したい」ということは「自分勝手である」との風潮はおかしい。子供たちの当然の要求であり、就職先を減らしている大人達の問題ではないか。 大人は40歳を過ぎたら。子供たちに職業を残すのが役割ではないか。
  • リサイクルについて。ゴミを分別しても使えるものは100分の1程度。結局は一緒に燃やし、有効利用しているのは約1%。焼却炉の熱源をリサイクルとして勘案しているのは日本だけ。ヨーロッパでは焼却熱はリサイクルではないと法律で定められている。熱によるエネルギー回収は別扱いと捉えている。
  • マイ箸運動は日本の間伐材を使わないという事になるので森林業は滅ぶ要因となる。森林の利用率とは分母がその年度に成長した森林で、分子がそれらを使用した量となる。従って森林を大事にするとは、伸びた分だけ木を切ることであり活用することである。従ってマイ箸運動をすることは、森林を活用せず森林業を滅ぼし、森林を荒れ放題にして環境を破壊していることになる。
  • 少子高齢化は国家にとって良いことである。なぜなら三角形の人口ピラミッドになることは、若いうちから半数が死ねと言っていることと同じである。本来ならば人口は垂直箱型で、年寄りになるまで生きていける世の中である。それが今の国政は子供手当を払ってまで、子供をだしにして年寄りの年金のつけを払わそうとしている。
  • 赤字国債の弁済は税を増やし、自分達大人の世代で完了するべき。子孫につけを回すことがあってはならない。
  • 明治5年に明治政府は官制製糸場誘致の条件として、(1)外人を使うこと、(2)外国の機械を使うこと、(3)日本の女工を使うこと定めた。これは世界と比べ今の日本では駄目だと正直に事実を受け止め考えたことである。
  • 高知の萩に三菱の創始者である岩崎弥太郎が出た理由。貧乏な家ではあったが、親は子供に「あなたは立派だ」と言い続けた結果である。昔、若いお母さんは子供のやんちゃをある程度喜んだが、現代は縮こまった子を喜ぶ。子供は全体をとらえることが出来ないのが特徴であり、もしとらえることが出来るならばその子は伸びない。
  • 乞食になってはいけない。乞食をすると勤労の義務を果たしていないとして、日本では1万円以下の罰金となる。(これは憲法27条の1項にある。)たとえばエコポイントでものを買うのは、他人のお金(税金)を利用するものだから、乞食と同じである。
  • 長州・宇部市渡辺祐策と言う人がいた。元治元年に生まれ苦労をして炭鉱を開発する。「この炭鉱は40年で掘りつくす。1割掘るのを節約しても4年延びるだけだ。従ってその利益から子孫のために未来へ投資をしよう」そして化学産業に投資をして宇部興産が生まれた。家庭内での節約はいいが、社会での節約は駄目である。反面、夕張炭鉱は今のお金のことだけで、子孫のことを考えなかった。炭鉱の生産量が減少し、税金で補てんされていたので、「税金を掘っている」と揶揄されたこともあった。そして現在、孫はほとんど夕張を後にした。
  • 今なのか、子孫の時代を良くしたいのか? 今を良くしようとすると気運が下がってくる。未来を良くしようとすると気運が上がる。子供をだしに使ってはならない。大人は正直に、誠実に、事実に目をそらさないことが大事だ。