markdadaoの日記

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墓参で思うこと


盆休みとなり、先祖供養に墓参する。子供の頃は家族そろって玄関の入り口付近でキュウリの精霊馬を作り、割りばしサイズの木へんを焚き、先祖が戻る習わしがあった。しかし祖父が亡くなる前後から、この風習も取りやめとなった。
当時は新宿の街中でもこのような習わしをは、どこの家庭でもやっていた。今、玄関脇で火を焚けばそれだけで大騒ぎとなろう。
墓参を終え手桶を返しに行くとき、多くの墓石を見ながらフッと思った。「人間も生まれた分だけ死んでゆくのだな」と、当たり前のことを。父親の年齢を超えた自分は、ぼちぼち死生観を固めてゆかなければ。

精霊用野菜のパックがスーパーマーケットに売っていた。まだ風習が残る。キュウリ・なす・ニンジン・さつま芋・ピーマンとほおずき。