markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

電源アダプターの交換

左が交換品、右が旧来品
NTT東日本より光電話ルーター[RT-200K]の電源アダプター(ACアダプター)交換のお願いのハガキが来ており、本日その交換用のACアダプターが到着した。交換の目的は昨年2件の焼損事故があり、旧来品の回収である。
新旧共に沖電気ブランドであるがACコードを含め全て中国製であった。
今回の回収により中国製のACアダプターのイメージが、また悪くなるのが懸念される。
そもそもお客様(今回はNTT東日本)の要求電圧・電流の仕様に基づき、製品(ACアダプター)が製造・供給される。コストを落とすためにぎりぎりの仕様が要求され、それが想定外の異常電流が発生した事により焼損事故につながったと推定される。
旧来品はドロッパータイプ(電源トランス)であるが、トランスは少々のオーバーロードではすぐに焼損しない。または予算があれば燃える前に動作する温度ヒューズを付けるべきであったろう。
交換品はスイッチングタイプで消費電流が少なく環境には良いのだが、オーバーロードにはすぐ壊れ、費用もドロッパータイプと比べれば高い。
低コストを安全と引き換えに要求したのならば、製造上の問題が無ければメーカーの責任ではなく、発注者も考えなければならないのではないか?