以前、高崎竜見町のCHINESE FAN本店へ行ったことがあったが、高崎高島屋は初めてであった。定番の小龍包と海鮮おこげを頼んだ。やや高めの価格設定は、素材に手を抜いていないせいだろう。
小龍包は天津の和平区にある狗不里の包子が初めてだったので、その後食べたのはすべてそれと比較してしまう。包子の汁は火傷するぐらい熱くなければ駄目だ。だから口の中に丸ごとほうばる。中途半端に食べると唇を火傷する。口の中でじわァーとした汁が旨い。
FANの小龍包を黒酢に付け生姜の千切りと一緒にレンゲにとって、箸で汁を出して食べている人がいる。本当の包子の食べ方を知らないのが残念。
20数年前、天津の雪が積もらずに飛んでゆく寒さの中で、あの包子の汁は胃の中を温かくした。その狗不里本店から歩いてすぐにあるAstor Hotelの部屋から、全面氷結した川でスケートを楽しんでいる人たちを見ていたことを思い出した。
上海豫園前の小龍包も有名だが、28日からの上海で時間がとれるかどうか?