markdadaoの日記

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作家 稲葉とおる氏

 

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富岡製糸場世界遺産登録一周年記念」と元富岡市長の今井清二郎著による「私の富岡製糸場物語」及び稲葉なおとの文・写真による「世界遺産への序章」(大塚薬報5月号)発刊のお祝いの会がささやかに開かれた。

会場は今井清二郎氏の事務所、雨降る中約20人の氏と親しい仲間が集まった。最初にゲストの稲葉なおと氏の、去る4月15日BS−TBSで放映された「極上のクルーズ紀行」2時間スペシャルの紹介とその取材時の裏話等を聞く。そして乾杯後歓談し楽しい時間が過ぎて行く。

稲葉氏と今井氏は、稲葉氏が大塚薬報の記事を書くため、昨年の9月頃富岡製糸場を訪れ、数人の町の人たちの偶然の紹介が出会いだったそうだ。稲葉氏本人は奇跡的な出会いとおっしゃっていたが、会うべき人と必然的な出会いであったと思う。なぜなら、永い間今井氏は富岡製糸場に関する調査研究と、それに関する何冊かの書物や紙芝居を自ら脚本並びに執筆し、写真撮影もする。ちょうど稲葉氏も作家であり写真撮影もするマルチ人間で、お互いに理解し合える間柄であった。

「世界各地の建造物の記事や紀行文を綴り、それが縁で今の様な仕事になってきた」と謙遜されていたが、作家としての著述もされ、並大抵の才能と努力がなければ成し遂げられない。このような、あまり人がやらない仕事を確立するには、好きだけではなく、人とめぐり合える運を自分のモノにする行動力があるからだろう。