markdadaoの日記

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和漢診療その後

 

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4月なのに外気温は1〜2℃、ミゾレまじりの前橋に向かう。群馬中央病院の和漢診療科を受診。ここの小暮先生は講演をやられたり、この業界で有名な方らしい。

銭湯で知り得た方の紹介で、診療を受けることにした。何故なら、その方は処方してもらったその日に、長く苦労していた「花粉症が瞬間に治った」、と熱っぽく語っていた。
漢方は一人一人個人に合わせて処方するそうだ。私の症状一覧を提出し触診と血液検査を受けた。そして先生曰く、私への処方がひらめいたとのことで、内蔵改善のために柴胡疎肝湯の処方をいただいた。
この1ヶ月の漢方の服用で、知らぬ間に逆流性胃炎が収まり、寝起き時の辛さも消えた。さらに花粉によるくしゃみも減ってきた。効果が出てきたようだ。
この漢方は特に花粉症対策ではなかったが、先生曰く「漢方はそんなもんだ。全体が改善されてゆく」。
ただ生薬のため、毎日40分間煎じて1日分を作るわけで面倒だ。顆粒状のものがないか尋ねた。医薬会社が販売している万人に効く少数のもの以外は、顆粒や粉末にしたものは少ないようだ。もう1ヶ月頑張って続けるようにと。あの苦さが辛いのだが、人によっては味覚差があり影響がないらしい。ただし、温度調整をして苦みを減少させることはできるようだ。
漢方薬の価格は厚生労働省が決めているとのこと。そして、生薬によっては保険対象外もある。なぜなら、西洋医薬は誰が服用してもそれなりに効くのだが、漢方は個人差があるため全てに健康保険の対象とするわけにはいかないとのこと。柴胡疎肝湯の場合、枳実が保険対象外、他は柴胡、芍薬、川芎、香附子、甘草は保険対象。苦みは枳実と甘草が原因のようだが、甘みもあるとのこと。