30年程前、米沢藩の中興の祖と言われた「上杉鷹山」のリーダーシップが話題になった。当時私も友人や先輩から感化され、そして書籍を購入し学ぶところがあった。
現在でも「円の急激な為替変動」や「IT産業の台頭」など時代の変化は、私たちのビジネスに容赦なく影響を与える。反省をふまえ「新たなる経営戦略」の参考にしたい。
「新しい時代に自分の企業を生まれ変わらせる」と言うのは「個性に応じた変身をする」こと。
- 外部環境・・・景気が変わったのではなく、経済構造が変わった事を知る。
- 経営戦略・・・環境に応じた企業戦略の立案。
- 経営体質・・・経営戦略を支える企業体質(主に人材)の事。
上杉鷹山の改革事例
- 「実態を知らせ」(危機を訴える)
- 「目標を設定」し(打開方法の明示、それは事実がわかる人間に案を作らせる)
- 「全員一致」で行う。
改革はたとえ戦略が良くても、意識の変革が大事。
- 自分の意識を再認識する(藩主の意識を明確にする)。「自分は本気だぞ」と納得できる事。
- 共鳴できる仲間作り(リーダーの人間的魅力で集う)。
- 人間尊重の集団(長所を互いに伸ばせる組織)。
- 自分たちが課題を見つけ、自分たちで考え、解決する、自己実現の場。
意識変革が出来た中で、政策目標を提示する。
やる気を持たせ、いかに「知識集団」が作れるかが大事。