今週の月曜日の日経新聞に「スマホ関連製品ケースなど輸出・ソフトバンク」という記事があった。
ソフトバンクC&S(以下SBC&S) の子会社となった米ブライトスターを通じて、スマホ関連製品(ケースや充電器など)の独自製品を世界に販売するとのこと。独自製品とは「ソフトバンク・セレクション」の商品。世界販売は子会社のスプリント等向けに「iPhone」ケースやケーブル等の卸販売を始めた。
このブライトスターの携帯端末の売上ベースは世界最大規模、200以上の携帯会社と取引があり、世界55カ国に端末販売拠点があり100カ国以上にサービスを行っているという。
そして、SBC&Sの溝口社長曰く、「自動車産業はその周辺のパーツが自動車を面白くさせ、同じように通信機器の周辺も市場が大きく伸びている。」
「ネットワークを見ると、海外が日本の早さに追いつくのは大変だ。これは裏を返せば日本と同じビジネス機会が世界中にあるという事でもある」と。
携帯電話事業の収益を補う為に、ソフトバンクは企業買収や子会社化をして、既に経営戦略を世界に切り替えている。他のキャリアーがiPhoneやiPadの販売に注視している間に、すでにそれらの事業に見切りをつけ、ITと利益規模で半々となった世界規模のモバイルマーケットへ参入したという事である。
海図のない世界へ乗り出す、ITやモバイル事業の行く末を楽しみにしている。