markdadaoの日記

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「小児臓器提供制度説明 1割」の記事

最近、医師の見識に飢えておりまして、またまた友人の石井先生のメールを掲載します。

 7/18の読売新聞,「小児臓器提供制度説明 1割」と。
読んでみると,提供者として名乗り出てくる人の中には幼児虐待のケースがあるようですね。脳死と診断された子供の14%が、虐待の疑いがあったとは少なからずショックでした。私のような医療関係者も知らなかったことで,とんでもない話です。そんな親は市中引き回しの上,百叩き,獄門,さらし首だね…。

 ただ,臓器提供が増えない理由として「医師が足りず…」。これっておきまりの文句ですね。何でもかんで も医師に任せるのもどうかと思います。私達は日々の診療のことで正直手一杯です。学校や大病院の医師達は毎日の会議,委員会への出席で診療もままならない。ましてや教育・研究は後回しになって行きます。

 制度説明はむしろ,常識的でない人が多い?医師が対応するより,他の人がやられるほうが良いのではと思います。その内容は殆ど心のケア―等のようです。医学的な専門性を含め,また精神的なことも含めて,常識ある医療経験スタッフの方で対応できるのではと思います。ある程度医療の現場を知る人達を集中的に教育すれば良いのではないでしょうか?短絡的ですかね?
 一般の社会においても,医療の現場においても,あまりにも制約が多すぎるのではないでしょうか。看護婦さんの仕事にしても,ヘルパーさんでも十分可能と思われることも看護婦さんでなければ…,ということが 本当に多い。そんなこともあって,看護婦さんの増員,医師の増員ということが,あまりにも安易に叫ばれ過ぎているのではない でしょうか?
 君も,改革的な意見をよくおっしゃってますが,いつも突き当たってしまう規則という厚くて高い壁。そういった規制を打ち破って行くことが必要でしょう。壊せないならせめて,規制緩和を図ってもらいたいものですね。既存の法律をいじることの方がはるかに時間・経済的にもロスが少なく進められるのではないかと思いますが。こんな私は世間知らず?