markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

自立経営

ベスト電器ヤマダ電機の傘下に入る。これは業績悪化を理由に金融機関からの指導だったそうだ。通期の赤字こそ出していなかったが、減収減益は株主や金融機関の目では今までの経営方針にNOを突きつけたのでしょう。
長期計画を立て収益が出る戦略を元に年次経営計画を立てるのでしょうが、時代の急速な変化や想定外の自然災害などがその戦略を書き換えさせます。しかし大型の船ほど舵を変えても船が方向を変えるのに時間がかかります。
私たちのような小さい企業は小さなボートですから、右に持ったオールを前に、左は後ろに漕ぐことで180度も向きを変えることが出来ます。しかし人間関係が大手企業と比べ家族と同じような親密さがあり、これが仇となることがあります。結果として労務倒産となります。
従って経営陣(または社長)は常に会社が発展できる戦略を描き、戦術を社員や関係者に委ねてゆかなければなりません。これは自力経営の確立であるが、常勝は厳しいものです。
私の場合、結果として他力経営であったと思います。気持ちの上では自力本願を志しているのですが、良き人間関係の中で仕事の機会を得ることがあります。それも趣味を通じての交流がきっかけでした。
音楽が好きでバンドを組んでいた時、ギターのTさんが会社を独立し新事業を立ち上げ、そこからの仕事が拡大した。外国旅行が好きで知り得た友人が私をパートナーに選び、外国人技能実習生の組合を立ち上げ10年経過しました。一昨年からの新事業も海外の友人からの依頼が発端でした。真空管ギターアンプ用のトランスも、青年会議所ロータリークラブの友人からの依頼でした。
見方を変えれば社会から選ばれて、与えられた仕事ですからベストを尽くしたいと思います。