markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

原発への考え

夕方からNPO放射線医療国際協力推進機構の総会が行われ、友人の本田さんを新会員としてご紹介した。紹介者本人の私が遅刻をしてしまったが、会議の終了に自己紹介並びにロータリーとNPOの共同プログラムの可能性を示唆させていただいた。
その後、いつもの懇親会が行われちょうど町先生科学技術立国日本のエネルギー確保と原子力(福島後の世界の原子力) - markdadaoの日記の隣席となり、昨年の私達のロータリークラブでの卓話の御礼をした。町先生は元IAEA事務次長で技術者ですから、昨今の政治家が討議している原子力発電について科学的な見解と事実を雑談の中でご意見を伺った。。
たとえば、小名浜原発東北電力の管轄で、その副社長が東日本大震災津波が起こる以前に、原発の地盤を盛り土するように指示をしたそうです。そして津波が来た時、地元の人たちはその小名浜原発の高台へ避難をしたとのこと。
また、東海村原子力研究所の第2号炉の非常用電源が水が入らないように、震災の3週間前にシールドをしたそうです。そのおかげでここも大事に至らなかった。
福島の原発の事故は非常用電源が水につかり、電源喪失させてしまった東京電力人為的な事故であり油断であった。従って、先生が海外で原発に関し講演をする際、肩身が狭いとのこと。
話は、福井県の西川知事の発言に移り、知事は県内13ヵ所もある原発を生活の糧としている県民を考えると、あのような発言となるだろうとのこと。
ポピュリズムに陥ることなく、原発の安全性の確保を調査し、そのリスクと日本の将来を考え、国民がマスコミに踊らされることなく意見を持つことが大事とのこと。
今回の野田首相の「日本の将来にとって原発は必要だ」との発言の良し悪しは、いずれ歴史が答えをだすだろう。しかし同時代を生きている我々も、それぞれが現在と未来を見すえ、意見を持たなければならない。