markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

外国人と市長との懇談会

約18名の富岡市在住の外国人と市長が社会教育会館の講堂で懇談を行った。
富岡市では596人(2010年)の外国人が居住している。5年間で約2倍の人数となっている。今日の参加者は中国、台湾、フィリピン、インドネシア、アメリカ、オーストラリア、イギリスからの出身者で定住者、ワーキング、実習生である。
そのほかに市行政から、企画開発課長と係長、主催の富岡市国際交流協会より今井会長、副部会長、事務局と私が参加。
最初に先般の東日本大震災について、その後市長への要望などが話された。

外1:地震後本国から帰国の要請があった。自分もパニックになったが、買い占めなどなく日本人の秩序正しい行動を見て冷静になった。
外2:来日前送り出し機関の先生から、日本は地震国であるので注意を受けた。出身国のインドネシア地震がある。
外3:日本では困っている人がいると助けてくれる。
外4:地震は本当に怖かった。アメリカの家族から安否の問い合わせがあったが、群馬は比較的安全である。
外5:アメリカには竜巻があるが、地震への情報はなく、地震当日屋内か屋外に居れば安全確保できるかわからなかった。
会長:富岡市では外国語による緊急情報が無いので改善をしたい。しかし皆様も日本語力を高めて、緊急情報が理解できるようにしてほしい。
外6:市内の放射性物質の数値を知りたい。本国では心配しているので。
課長:市内20か所で地上5cm、50cm、1mで定期的に計測をしている。数値は最大で0.23μSv/h、平均0.08μSv/h。11月の広報富岡(市報)から日本語であるが公表します。

外7:上信電鉄(公共交通機関)の本数を増やすことはできないのか?
市長:上信電鉄の会社に進言をするが、採算性が問題となるだろう。
外8:休みにはスポーツをしたいが、やる場所が無い。
市長:そのような要望に気付かなかった。今後は施設の検討をする。
外9:英語による医療機関や生活情報が掲載されている地図はないのか?
会長:英語と中国語はあるが、更に充実させる。
外10:外国人が就職することが難しい。
外11:病院での問診で通訳が欲しい。
事務:ボランティアがある。

外12:富岡市周辺の観光をしたいが、公共交通手段が少ない。
外13:富岡製糸場のブロック塀を美観的にも撤去することはできないか?
市長:製糸場内の工事は文化庁の許可が必要。
外14:土、日曜日の子育て相談が出来る場所はあるか?
市長:スマイルサロンが街中にある。(月曜日休館)
外15:ゆるキャラ「シルクちゃん」をもっと活用できないか?
市長:富岡を愛する会の所有物の為、依頼をする。
外16:市長の一日を教えて。
市長:5:30に起床。7:30に富岡駅に到着。約30分市内を散歩しながら色々な人に会ったり、ゴミを拾ったりする。8:30〜5:00まで公務。その後宴会などに出席する。1週間に1日程度は早く帰れる。
外17:市長がゴミを拾っているところを目撃して感動した。
市長:ゴミを拾うことが目的ではなく、健康管理の為に散歩をし、たまたまゴミがあったので拾う。議員時代から始めて17年やっている。

外国語による情報の提供が必要である。災害時携帯メールのラインが生きていることが多かったので、メールによる防災・防犯のインフォメーションを自動翻訳機で同時に出来るように行政が検討するようだ。
富岡市緊急情報(防災・防犯情報)のメール配信サービスシステムの登録は以下の通り。

  1. 登録専用アドレス tomioka_mail@e-park.ne.jp
  2. 送信後、本登録用メールが届きますので、本登録のための空メールを送信
  3. 送信後、登録確認メールが届きます。