markdadaoの日記

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WCS廃止と国際奉仕 その2

昨日の続きですが平易な言葉で現しますと、「WCSシステムによる国際奉仕の方法は、すでに初期の目的を果たしたのでここいらで取り止めて、RIはロータリアンが日常の国際交流を通じた国際奉仕を支援してゆくよ」と理解するのです。
そしてRIはこのようにも言っております。
「この新モデルは、クラブ同士の関係や協力を助長することによって、多大な成果をもたらす国際奉仕プロジェクトの数や範囲を広げることを目指しています。」
これは、たとえば海外姉妹クラブが行う社会奉仕を、国際間で協力し合う国際奉仕としてその機会や規模を拡大することを推奨する(どんどんやってくださいとRIは言う)、と私は解釈します。
外国人観光客や外国人留学生、外国人研修生、日系○○人などが多く入国し、日常触れ合う機会が増え、お国の事情なども話を聞くことがあります。また、個人で海外旅行に行き現地で触れ合う機会も、半世紀前から比べれば格段と増加しているはずです。従って国際奉仕のきっかけは容易になりつつあると考えます。

「RIの国際奉仕の手順として、ロータリー友情交換プログラムを拡張する。そしてその機会に国際奉仕プロジェクト・親睦訪問・国際ボランティアなどをロータリーの奉仕活動に結びつける情報を提供する」と考えているのではないでしょうか。

しかし昨日の日本事務局の方の感想も、日本ではロータリー友情交換プログラムはなじまないと。確かに私も3年間地区の当該委員会をやっておりましたが、1度もこのような機会を得ることはありませんでした。現実にはそれぞれのクラブ会員が海外に出向き、偶然宿泊したホテルを会場としているロータリークラブをメイクして国際奉仕の機会を作ったり、ロータリアンがロータリー以外のボランティアグループで知りえた海外の組織との出会いにより、国際奉仕を実践するなどProjectLINKに頼らない、直接の出会いから事業を始めております。
もしRIがリソースの拡充を図るのであれば、日本語が通じる海外クラブのリストアップを期待しております。中国・上海ロータリークラブの山根さん、フィリピン・マカティロータリークラブのPP大場さん、タイ・バンコックスリウォンロータリークラブのPP中村さんなど、現地にいる日本人ロータリアンを頼りに、海外クラブへメイキャップし国際奉仕の機会を得ることができます。最近「ロータリー・サービス・コネクション」”Rotary Service Connections”という新しいコンセプトが生まれてきましたが、その詳細な内容はわかりませんが、このようなことも包括されているのでしょうか。

「プログラムの名称から、ロータリー財団の人道的補助金プログラムと混同される・・」と書かれておりますが、RIプログラムとしての国際奉仕とTRF(ロータリー財団)によるMG(未来の夢計画では新地区補助金やグローバル補助金)では、前者は奉仕事業の実践であり、後者はその事業を遂行するための資金調達の一つであると区分します。従って、TRFのスタッフとしてSupervisorがおりますが、彼らはあくまでも資金使途の健全性等を調査することが目的で、事業を開発したり実践するのではありません。
<完>