markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

望郷

下記のメールを上海在住のK君からいただきました。
110718 夜明け.pdf 直 ここをクリックすると写真が見れます。

こちら時間,朝4時55分、私の工場近くの新しく引っ越した4階の部屋から浦東方面に向けて撮った写真です。
左に,東方明珠タワー、金茂大厦421m、そして492mの上海環球金融センタービルが見えます。
あの向こうが日本なのだというしばし望郷の思い・・・
見ているうちに思った、中国から見ると日が出るのが日本からなんですね。それを今日は実感しました。
「日」という字は、太陽の象形、
「本」というのは、本国 本家 本気とか別の字とともに意味をなす場合が多いが、「おおもと」という意味でとらまえれば、「太陽の源」→「日の本」「日出ずる国」
なるほどその通りだ。しかし日本にいたのではこの発想はしないだろう。たぶん「日本」という国の名付け親は中国人にちがいない。
すこし望遠を利かせたので、手前の昔からの民家が壊されてがらくたの草ぼうぼうが見えませんが、映っている民家ももうすぐ壊されて高層住宅ができます。
このような写真が撮れるのも今のうちでしょう。

飛行機で2時間も飛べば日本へ帰って来れるのだが、よその国にいるとK君も日本に望郷の念が生まれる。人のことなど言えない私は、19歳で初めて群馬に来た頃、東京からたった1時間の距離なのに、夜になるとさびしくて良く友人たちに電話をしたものだ。
私どものお客様が、岩手県盛岡市玉山区渋民にあり、時間調整で石川啄木記念館へ行ったことがあります。啄木は故郷の訛りを聞きに上野駅に出向き、望郷の念にかられたとのこと。
フルブライト制度によりアメリカに留学した初期の頃の留学生たちは、ホームシックになると港に行き日本の貨物船を見て涙したと聞いたことがあります。留学を全うしたその彼らの多くは、日本の政治・経済・外交などに活躍してます。