markdadaoの日記

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在日フィリピン大使館


外国人研修生の受け入れ機関の面接(Intervew)を六本木にあるフィリピン大使館で行われた。2年前の打ち合わせ以来の訪問で、勝手がわからなかった。事務所内は在日フィリピンの人たちや、フィリピン人の配偶者連れの方たちがパスポート等の受け取りでごった返していた。
ようやく窓口で職員へアポイントの話をしたら2階のフロアーとのこと。「どうやってゆけばいいのだ?」と聞いたのだが要領を得ず、そのうち日本語の分かる職員が対応し、反対側の入り口(写真)へ回るようにとのこと。
再度外へ出て正門へ回り、守衛に要件を告げ中に入ると、また受付のカウンターで再度要件を告げ部屋の場所を説明してくれた。ようやく労働部の部屋のドアをノックする。ここまでに30分かかった。
担当官がまだ前の来客と打ち合わせ中のため、通訳と書類の確認を行う。しばらくすると担当官がやってきて資料の確認から始める。過去の人権的なトラブルに触れ、担当官は声を荒げ始めた。私もすぐエキサイトする方なのだが、相手が先に興奮し始めると妙に落ち着くものだ。
まずは相手の言い分を聞き、それの対処を考える。担当官は女性のため、うっかりそれらの問題の弁明を始めると、持論を否定されたと思いヒステリックになる事を避けなければならないと直感した。
そこで話題を変え、私が今までの国際貢献をしている現場写真を見せ、フィリピンに対しとても好意的であると理解していただいた。担当官も「私はCOOLでありたいと心がけている」と言い始めた。
そこで、本題の解決案を確認し、メールで資料を送付する事を取りつけた。在日しているフィリピン研修生は、たとえ自分の犯した過ちも、大使館に連絡を取り、または掛け込み、己の潔白と無実を告げ守ってもらおうとする。これは至極当然なことなのだが。
例えば業務上の悪質な違反に対し、本人の逃亡を予防するため、ある日予告手当を支払い空港へ移送しようとする。そうすると、本人はその犯した業務違反には触れず、突然帰国を宣告された事に問題をすり替え、人権違反だと大使館に申し立てる。
これに対し、今後は1か月前の予告退社を行い、その経過を大使館にも連絡をする。そこで本人が逃亡して、受け入れ機関が入国管理局に責を問われた際、大使館は状況説明をし我々を擁護するとの言質をとった。このようにお互いが協力できるようにコミュニケーションをとることで、理解を深めてもらいたいものだ。