あけましておめでとうございます。
幅12mmの鉄芯（0.35mmの珪素鋼板）を6mmまで交互に挿入し、コインに載るほどの小さいトランスを作ります。量産に向けこの鉄芯を挿入する機械を、川口市にある40年からのお付き合いのあるIさんに制作してもらいました。
鉄芯サイズが一般的な低周波トランスより小さいため、基本的な構造から改善を加えたものになりました。そして来週息子がこの精密機械を中国の外注工場へ持ってゆきます。
中国ではなんでもコピーしコストも安いのですが、このような精密な構造をもつ機械はまだまだ作ることは難しいようです。
うちの会社はよその会社が採算が取れなのか、できないと断った仕事の試作を2年以上の時間をかけ制作してきました。確かに他者が断るほどですから儲けは少ないのですが、相手の要求（品質、納期）を満足したために結果として採算性を認めていただきました。
今月から量産体制に入りますので、これからが正念場です。
このように、今年は中国に販売できるビジネスを構築してゆきたい。そのヒントは現地にあると思う。
