markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

コンテナ

この左の写真のコンテナシールが、抜け荷防止だそうです。これを切ってからデバン(荷物を引き出す)をします。
コンテナ満載にスピーカーが入っています。
片側に寄って重量物が入っていると、搬送中にカーブで横転をすることがあるそうです。トラックのドライバーは何が入っているか、どのように入っているか分りませんから、大変ですね。最近はそれらの情報が運転手さんにもわかるような法律ができたようです。



日本の輸出入における港湾の仕組みは閉鎖的で専門用語が多く、費用の明細項目も複雑で一般の産業界と比べて特殊です。業務も分業化しており、貿易を始めたころは矛盾を随分感じておりました。コンテナを運ぶトラックの運転手さんは目的地まで運ぶだけで、デバンの手伝いはしません。コンテナは専門に貸している人たちがいて、荷主が荷物を全部出したらほうきできれいに内部を掃き出して返すことがルールになっています。
荷物が港に到着をしたら、たまに税関から中味の抜き取り検査があります。検査場までの移動費や開梱費を別途取られるわけです。勿論検査の対象にならなければ発生しない費用です。税関は疑いがあると判断して検査をするのでしょうが、検査に発生する経費はすべて荷主へ請求してきます。
本当かどうか知りませんが、日本では税関の管轄区によって検査の多さが違うようです。もっとひどいのは海外ではクリスマスシーズンになると、この検査が急増するそうです。どういう意味か分りますよね。税関の職員もクリスマスにはお金が必要なのです。