markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

見ず知らずの人のために

100年に1度とも言われているこの景気低迷のさなか、見ず知らずの人へ、または遠く外国の国々の人たちへ、支援の手を差し伸べるとはどういうことなのか? しかも継続的にお金と時間を費やしていることに、どう考えるか?
ある国で、僕たちは満足に食事がとれず栄養失調気味で、病気になっても十分の医療を受けられない環境で生活している子供たちを支援するプロジェクトに参加したことがあります。
子供たちだけを学校の教室程度の大きさの部屋に入ってもらい、給食のような方法で食事の支度をしました。
多くの子供たちは食前のあいさつもそこそこ、兄弟姉妹また友達たちと一緒に食事を摂り始めました。
その中で一人の女の子だけが食べ物のふたも開けず涙を流しておりました。心配して声をかけましたが、言葉も通じずそのうち食事の時間が終わりました。
そしてその子は外で待っていたおばあさんと一緒に、その食べ物を持って帰りました。
あの子はまわりで食べている子と同じように食べたかったろうし、食べるのを我慢して涙が止まらなかったのだろう。
あんな小さな子が家族のために、涙を流しながらも我慢が出来るのだから、と思い自分のやれる程度のことは他人のために、これからも時間とわずかではあるがお金を寄付してゆこうと、この小さな女の子に教わりました。