集中言語能力助長プログラム(CLE)はKIPP (Knowledge Is Power Program) - markdadaoの日記と同様に、機械的な暗記や反復ではなく、グループ形式の活動を用いて学ぶ、廉価で、生徒に人気が高い相互参加型の教育方法です。Concerned Language Encounterの略としてCLEと呼ばれ、例えば、子どもたちなら画用紙からお面をつくったり、人形をつくったりという簡単な工作をしながら文字を教えていきます。成人の女性なら、料理や裁縫、手工芸といった実用的な、そして収入にも結びつくようなものを取り上げて、そういった作業をしながら文字を学んでいきます。
楽しいこと、実益に結びつくようなこととともに文字を学ぶことができるので、途中で挫折する人が非常に少ないといわれています。また、費用も少なく、短い期間で学ぶことができます。 したがって、多くの国のロータリアンたちは、この教育法を使って、多くの子どもたちや成人女性に文字を教えたり、先生の育成をしたりしています。(ロータリージャパンより引用)
マリキナ北ロータリークラブ
私達も同じフィリピンのマカティロータリークラブの要請のもと、2009年からCLEを実施しております。資金は私達2840地区とフィリピン3830地区のDDF資金とマカティロータリークラブからの現金でマッチンググラントとして総額40,150ドルで開始されました。今年の7月24日に中間報告を行い、未だ事業を継続してます。このような教育プログラムは教師の教育から始め、子供達の教育を行いますので、時間がかかる根気のいる事業です。
しかし日本は識字率が高く、このような事業に対し理解が不足がちです。が、発展途上国では文字と数字が使えるだけで、貧困から抜け出せる機会を得る事ができるので、犯罪や疾病を防ぐ手立てとなります。